前回のブログは想像以上に多くの方にご覧いただき、実際に受診してくださる方もいらっしゃいました。自分の文章を読んでいただけたうれしさもありますが、それよりも皆さんが一歩踏み出してくださったことをとてもうれしく感じています。また、「これからどうしたらいいですか?」というご質問も多くいただきました。
今回は、そのご質問にお答えする形で、“これから何をすべきか”について具体的にお話ししていきます。今回はつまらない話かもしれません。読み終えた結果、「なーんだ、結局そんなことかー」と思われる方も多いかもしれません。でもそれは取り組んでいただきたいことが、当たり前のように言われ続けていることで、目新しいことではないからかと思います。それほどまでに簡単なことを、あえて言う回となります。
脂肪肝は、ただ指摘されただけではなかなか行動に移しづらい病気ですが、正しい順序で取り組めば改善が期待できます。大切なのは、「何から始めるか」を知ることです。
前回のブログでは、脂肪肝は放置すると進行し、肝硬変や肝癌につながる可能性があることをお伝えしました。
▶ 「では、どうすればいいのか?」
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
今回は、脂肪肝と指摘された方がまず取り組むべきポイントを、分かりやすく解説します。
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① まずは「体重を5%落とす」ことを目標に
脂肪肝の改善で、最も効果があるのは体重減少です。
▶ 体重の5%減少が一つの目安です
たとえば
・70kg → 3〜4kg減
・80kg → 約4kg減
この程度でも、肝臓の脂肪は改善が期待できます。
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■ポイント
・急激なダイエットは不要
・まずは「少し減らす」ことが大切
→ 完璧を目指すより、「続けられること」が重要です
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② 食事は「糖質」と「間食」を見直す
脂肪肝の大きな原因の一つは、糖質の過剰摂取です。
特に注意したいのは以下の点です。
・甘い飲み物(ジュース・缶コーヒー)
・お菓子・間食
・夜遅い食事
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■すぐできる対策
・ジュース → 水・お茶へ変更
・間食 → まず回数を減らす
・夜食 → できるだけ控える
→ これだけでも肝臓の負担は大きく軽減されます
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③ 軽い運動を「無理のない範囲で」
運動も脂肪肝改善には重要ですが、
▶ 激しい運動は必要ありません
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■おすすめ
・1日20〜30分のウォーキング
・エレベーターではなく階段を使う
・座りっぱなしの時間を減らす
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→ 「少し動く」を積み重ねることが大切です
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当院では、患者さんに次のようにお伝えしています。
▶ 「生活の中に、あえて一つ“少し不便”を取り入れてみてください」
例えば
・近くのスーパー → あえて歩いて行く
・少し遠くの店舗を利用する
・通勤で一駅分歩く
・エレベーターやエスカレーターより、階段を選ぶ
こうした工夫で、無理なく運動量を増やすことができます。
→ 頑張る運動ではなく、「自然と続く習慣」にすることが重要です。生活動線のなかにちょっと不便に感じることを取り入れらるといいですね。
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「分かっていても難しい」と感じる理由
ここまで読んで、
▶ 「結局、生活習慣か…」
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
脂肪肝は、生活習慣と深く関わる病気です。
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だからこそ大切なのは
▶ 「今の状態を正しく知ること」です
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脂肪肝と一言でいっても、
・まだ改善しやすい段階の方
・すでに線維化が進んでいる方
状態はさまざまです。
▶ 見た目や症状では区別が難しいのが特徴です
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検査の重要性
通常の健康診断では、
▶ 「脂肪があるかどうか」までは分かりますが
▶ 「どこまで進行しているか」は分からないことが多いです
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当院では、
・脂肪の量
・肝臓の硬さ(線維化)
を同時に評価できる検査を行っています。
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→ 「今どの段階か」を知ることで、必要な対策が明確になります
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無理なく続けるために
脂肪肝の改善は短距離走ではなく長距離走です。
・無理な食事制限
・急激な運動
は長続きしません。
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▶ 「できることを少しずつ続ける」ことが、結果的に近道です
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まずは状態を確認してみませんか
脂肪肝は早期であれば改善が期待できますが、進行すると元に戻すことが難しくなる場合もあります。
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完璧を目指す必要はありません。
「少しだけ生活を整えること」が、将来の大きな差につながります。
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気になる方は、お気軽にご相談ください。

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